• 2018.05.11

ゴリラで学ぶInsurTech その2の1

justInCaseについてインシュアテック

4時間を越えたインタビュー(ということにした飲み会)はあまりの膨大な量により2記事に…

前回は日本初のスマホで契約完結するスマホ保険とその創業者たちを紹介。
こちら
今回は前回話しきれなかったjustInCaseが参加したコンテストの裏話と、そんな二人と話していた謎のゴリラたち、昨今話題のブロックチェーンってそもそも何?に迫る!


再保険業界でブロックチェーンをつかって革命を起こす!
iXledgerを紹介!元業界人に界隈の実際を聞いた!

ところで今までも様々なコンテストで受賞されたようやが…

そうなんです!去年はTechCrunch Tokyo 2017で、3/2にFIBC2018の国内部門で大賞を受賞しました!

※TechCrunch
→主にIT系のスタートアップやWebに関するニュースを配信するメディア
→2010年から行われている創業3年未満のスタートアップ企業がプレゼンで競い合う「スタートアップバトル」に参加
→justInCaseはAWS賞、FUJITSU MetaArc AWARD、GLOBAL BRAIN AWARDを受賞した

※Financial Innovation Business Conference(金融イノベーションビジネスカンファレンス)
→今回が7度目のスタートアップ企業のグローバル進出や金融サービスのグローバル展開の支援を進めるという意図もあり、全プログラムが英語で進行することが特徴的な金融スタートアップ企業の登竜門的存在
→今回は日本国内から13社、米国・英国・カナダ・ロシア・韓国・シンガポール・台湾といった世界の国・地域から13社の合計26社

3/16にB Dash Camp 2018 Spring in FukuokaでSPECIAL AWARD受賞!
→業界における先駆的事例、成功事例等に関する講演・セッションや国内外のスタートアップによるピッチコンテストなどが行われる2015年から始まったカンファレンス
→インターネット業界で活躍する経営者や関係者、スタートアップ企業が参加する招待制の会合。
→国内外のスタートアップによるピッチコンテストも開催

大賞の裏側

今まで3回そういったコンテストに登壇してるわけですが、特に始めての登壇となったTechCrunchはどのような思い出がありますか?
すごい練習しました。宣伝というところもあるけど300人の前で英語で話して面白かったですね。まさかトリプル受賞できるとは思ってなかったですね。
福岡で行われたB Dash Camp 2018は一応準優勝なんですが、完敗でした。
すでに月商4000万売り上げている薬局・薬剤師向け電子薬歴クラウド「Musubi」を提供するKAKEHASHIさんと部屋で一緒に練習して、いじわるな質問とかしてたけどKAKEHASHIさん完璧なんですよ。
てか4000万売り上げてるならここいなくていいでしょみたいな(笑)
もうそんなんだから実は裏で泥酔してた(笑)やっぱあいつ完璧じゃねえか!って飲んでました(笑)
マミちゃんごめん酒持ってきてくれへんって(笑)

酒でも飲まなきゃやってられないと熱弁するCEO

畑さんファンキーやな(笑)
しかも遠いんでメンバー誰も連れてかなかったし、1人だったんで酒しかねえなあって(笑)
でまた台湾でそういうのあるんですけどそれを最後にして以降はでないつもりです。
そんなことより新しい保険商品早く作りたいです。
3/2に行われたFIBCは那須川さんも行かれたようですが、畑さんを客観的に見ててどうでした?
ダントツうまかったよ。負ける気はしなかった。
アウンのコキュー、かっこええなー!
しかもあれは審査員が金融機関とかInsurTechのプロだったんですね。
福岡のB dash campは保険のこと知らない人たちだったという違いはあります。やっぱりプロ目線だと評価頂けるんですけど、これからは一般の方に届くように展開していきたいですね。

ところでなんでゴリラなの

で、今更ですけどなんでゴリラなんですか?

真っ黒すぎてよくわからないことになってるけど手前がコンボイです。

友達が保険調査やってて、それでIXT(iXledger)知ったんや。
GenRe入ってるしワンチャンあるかなと思ったんやで。

※GenRe 再保険業界では世界有数の超大手会社。ウォーレン・バフェットの投資会社パークシャー・ハサウェイの子会社。2017年8月にiXledgerと提携した。

値段が下がっても握り潰すくらいの握力でホールドし続けるってとこからきたんやな。
これ面白いなと思ってツイッターでIXTゴリラってAccount作ったらどんな反応来るのかなと思ったら、作った瞬間にフォロワー増えてこれ面白いことできることできるかもしれないなと思って活動始めたんや。
そいたらコンボイさんも以前はキャラ違ったんですけど、ゴリラおもろいやんと思って名前変えたよね?
そうでしたね。ゴリラは使われてるんで、ゴリラと言ったらトランスフォーマービーストウォーズのオプティマスことコンボイ総司令しかないかなって。
僕の場合は2017年12月初旬くらいから始めたんですけど、RippleやBitcoin自体はもう持ってもそんなに伸びないんじゃないかなと思って、それで当時これから10倍とか100倍に伸びる通貨ってなんだろうと調べててIXTと出会いました。
でその後インフルエンサーの方もゴリラになって、みんなゴリラになっちゃった。
なんか僕をフォローしてくれるのもやたらゴリラが目立つ(笑)
結構下がってる局面やから不安という材料もあってみんなでタッグを組んで乗り越えようみたいなところもあるのかなと思ってるで。

※インタビューが行われた2018年3月半ばはチャートが下がっていた

ちょっとでもIXT(iXledger)を広められたらと思って、微力ながらなんかできないかなと思ってやってます
Rippleみたいにアゲアゲだったらこうやってみんなでなんとかしようって起きてないと思うな。
みんなで情報交換しようみたいな?
そうや。自然にそういう空気になったな。

IXTについて

そんなわけで以前よりは有名になってきたけどまだまだ無名なIXT(iXledger)をもう一度勉強してみましょう。


クリックすると拡大します。
©IXTgorilla

見やすいですね〜。

テーブルはぐちゃぐちゃです

「再保険」という「天災などによる多額の保険金支払いで倒産しないよう保険会社がかける保険」業界をターゲットにしてる通貨や。
対面や電話、紙ベースなどが基本でデジタル化が進んでおらず、各契約を確認&履行するブローカーが、極端な話し、多額の仲介手数料を取っていると言われる保険業界を変えていこうとしておるで。
iXledgerは自社のプラットフォームを用意し、今までの紙ベースだったやりとりをすべてオンライン、ブロックチェーン化。契約、支払い、請求なども自動化し、煩雑なやり取りをすべて簡略化させる腹積もりや。
さらにシンガポールを拠点とするBtoC保険のfidentiaX、中国の保険業務自動化プロジェクトINSCHAINとも提携してる。対立するのでなく、手を取り合って大きくなろうとしている点も評価できるで。
確かにそういうのやったほうがいいですね。マイナーなんだからみんなで力を合わせたほうがいい。
ちなみにお二人はIXT持ってます?
持ってないですね。(その後買いました!)
持ってます。でも僕は高値で掴んでしまった。。。
僕も高値つかみで貯金かなり入れてしまってる(笑)
これどういうルートで日本円にするのがいいんですかね。
今はBitFlyerとかZaifでビットコインかイーサリアム購入して、HitBTCに送金して購入するのが一般的ですね。(2018年4月1日時点)
あとはこれから開かれるNEXT.exchangeという取引所が日本円決済の対応予定なので、ひょっとしたらそこで大きく変わってくるかもしれないですね。
プロダクトはいつ使えるようになるんですか?
ホワイトペーパー通りでいくとQ2には稼働するようです。
開発は順調みたいやな。これからの動きもますます楽しみやな!

再保険業界にいた話

先程も話にでた再保険業界ですが事前に伺っていたお話だと畑さん一時いらっしゃったそうですね。
そうですね。
Willis Reという世界3大再保険ブローカーで、アクチュアリーしてました。ロンドンで少し働いてて実際にロイズにも行きました!

ロイズの写真。

IXT(iXledger)は煩雑な再保険業界を変えていこうとしていますが、我々は業界のことが全く見えない状況です。
なので何が煩雑なのか、IXT(iXledger)は何をしていきたいんだろう?ということを畑さんに伺いたいと思います。
僕が再保険業界にいたのは10年前ですが、とにかく紙ベースでしたね。ブローカーが紙をやり取りしてサインしてっていう流れでした。
今はpdfも当然増えているとは思いますが、まだまだ手間がかかってますね。
なるほど。そもそも再保険業界におけるブローカーってどんなことしてるんですか?
例えば洪水がおきたらリスクを取るのは再保険会社なんですけど、ブローカーは一切取らないんですよ。だから昔から淘汰されていくんじゃないかなって思ってましたね。
リスクを取らない?
そうです。じゃあ何してるのかって言うと1/1スタートの一年更新なんでその前後は忙しんですけど夏は暇なんですよ。
様々な分析やプランなど使って今年はこうだったから来年はああしましょう…みたいな各ブローカーが再保険会社や各企業と話して、あのブローカーいいね、じゃあ彼でみたいな話になる。
おれはあいつのこと20年知ってるよみたいな。日本だけじゃなくてグローバルでもそうなんです。
昔モンテカルロ会議がモナコで行われて、そこに行ったんですけど偉い人ばっかり。で「今年は色々事件とか出来事あったから再保険料上がるよね!今年のあの会社の再保険はいくらで行こうか!」みたいな話をして価格が形成されていくっていう。
再保険はパリコレか!

名言です。「再保険はパリコレか」

ホントそんな感じです(笑)談合ではないですけど、パブリックではないところでみんなで話して決めていってる。いつでも言ってくれ、つなぐからみたいなところはありましたね。内輪感がすごいです。
そんな状況なので「あそこの会社はあそこと契約してるよね」みたいな各社の人間データベースに頼ってますね。
かなりクローズドな業界なんですね…ちなみにそういった再保険の契約情報はオープンになってるんですか?
社内であればシェアしてるけど他社間では共通のプラットフォームもないし、もちろんシェアされてないですね。
「あそこの会社はああいう契約してるよ」っていう噂とか人づてしかないです。もちろんググってもでてくるものではない。プライベートな情報ですからね。
なかなか前時代的ですね…でもプラットフォーム化できたら完全に変わるのでIXTはそこを狙ってますよね。
過去、ブロックチェーンが出来る前には同様の電子プラットフォームを作ろうとしたこともあったようやな。やが。なぜかうまくいかなかったようや。
抵抗勢力ですよね。
なるほど。それだけブローカーが儲かる商売なんでっか?
ブローカーはノーリスクでリターンがでかいんでめっちゃ儲かります。ただ最近は報酬も保険料の何%といったではなくて固定報酬みたいな流れになってるみたいですね。
契約にもよると思いますけど報酬っていくらなんでしょう?何億って世界?
日本の地震の保険って世界一なんですね。それを独裁的にやってるブローカーがいて、10人くらいで毎年特になにもやってないのに15億とか入ってきて、1人1億とか、とんでもない金額が動いてる。
たまに外部要因でロスが発生するとかならわかるんですけど、全くのノーリスクです。そんな世界。
聞けば聞くだけイヤになるな。。。ロイズについては何か知ってることはありますか?
保険市場ですよね。取引の場所と保険引受業務を取り扱っているので、ロイズ自体が保険を扱ってるわけではなくロイズの中にシンジケートと呼ばれる保険会社的なものが多数入ってます。
やっぱり紙を持ってあっちこっちブローカーが走りまわってるんか?
いや、メールとかのやり取りもしてますよ!でもやっぱり紙ですね。
IXT(iXledger)がロイズとコミュニケーション、ロイズがIXT(iXledger)のプラットフォームを使うということはありえますか?
どうでしょうね。そこまではわからないですけど、結局今の仕組みってアナログすぎるんでIXT(iXledger)がなくても駆逐されていく可能性はありますね。

長い。。。ゴリラで学ぶInsurTech その2の2につづく。

justInCase / そのスマホ、画面が割れる前に。