• 2018.01.22

保険会社を人工知能で自動化する

インシュアテックテックブログ

この記事は2018.01.24に内容を更新いたしました。

こんにちは。CAOの那須川です。CAOはC Analytics Oです。機械学習とか人工知能とかを主に担当しています。justInCaseはテクノロジーの力で保険の無駄を徹底的に排除して、安い保険を提供するinsurTech(インシュアテック )企業です。CAOの立場から言いますと「テクノロジー」は今流行りの「人工知能」ということになります。そこで、justInCaseが業務の中にどのように人工知能を組み込んでいるか、組み込む予定か、紹介します。

保険会社の業務

保険会社の業務は大まかに言って、次の3つのプロセスからなっています。

  • 募集・引受査定
  • 契約管理
  • 保険金支払い

それぞれのプロセスで人工知能をどう活用するか見ていきましょう。

募集・引受査定

営業に割くリソースを減らすため、ソーシャルのデータなどを活用して人工知能がターゲットを自動で見つけます。
保険内容に関するお問い合わせがあれば、チャットボットが自動で応対します。
が、これからお客様になってくださるかもしれないユーザさんとのやりとりを、人工知能に完全にお任せできるほどの精度はまだ出せないのが現状です(justInCaseに限らず世の中一般に)。この部分は人工知能と人手の最適配分を探していくことになります。

justInCaseのスマホ保険は、契約を更新する場合に直前の契約のリスクに応じて保険料の割引を受けることができます。この直前の契約のリスクを人工知能が定量化し、リスクに応じた最適な保険料を提供できるようにします。こちらのブログ(AIによる保険料の計算)にリスク定量化の実例が少し公開されています。

また、justInCaseの1日モノ保険(商品紹介ページ鋭意作成中!)は、例えば所有するカメラの写真や動画をアップロードしてもらえば、そのカメラにその場で保険をかけられる画期的な保険です。アップロードされたものがどういう商品なのか、時価はいくらほどなのかを人工知能が自動で判定し、保険引受の可否を判断します。

契約管理

契約管理の段階では、契約者からのお問い合わせ対応を人工知能で自動化する、ということが主になろうかと思います。チャットボットを活用することになりますが、契約者はチャットボットで雑談することを目的とはしていないでしょうから、なんでも話せるいわゆる「チャットボット」は不要だと思います。保険に特化して精度良く応答できるボットが必要になります。

保険金支払い

justInCaseのスマホ保険は基本的に「修理費用」を補償する保険です。なので、保険金請求時には修理費用の支払いを証する修理レポートをアップロードしていただく必要があります。この修理レポートを人手で捌いて保険金支払いの可否を判断するのは大変なので、ここは人工知能の出番となります。ただ、修理レポートは修理業者によって様式も異なりますので、ことはそれほど単純ではありません。

仲間募集!

さて、ここに書いた「人工知能」はまだ実現できていないものもあります。また、今後も新しい「人工知能」が必要になるケースも出てきます。insurTechという新しい分野で一緒に人工知能やってくれる仲間を募集しています!!!

余談

ディープラーニングにしろルールベースにしろ、チャットボットに投げる質問文中の表記ゆれは除去する必要があります。その部分でword2vecによる単語のベクトル表現を利用することになります。手元にあるデータでササッと試しに、ということで、保険業法mecab-ipadic-NEologdで分かち書きしてword2vecで200次元ベクトル化、Embedding Projectorで可視化してみました。
(クリックで拡大します。)

なんだこれ、全然意味わからん!
内容の類似する条文は何個もある訳ではないから、単語の意味ある共起関係は見つけられなかったということだろう。なんでもデータ突っ込めば結果が出るわけでは無いってことを改めて実感。余談でした。

justInCase / そのスマホ、画面が割れる前に。